3月5日(木)天沼小学校地下会議室で天小震災救援所の全体会議が開催されました。
主な議題は27年度の震災訓練の主な目的の確認です。
・震災救援所のスムーズに立ち上げる力量を養う。
・震災救援所の活動について、広く地域の方に理解してもらい、震災救援所の運営に参加・協力してもらえるようにする。
・杉並区としての重点課題などにも積極的に取組、運営連絡会の力量を図る。
なお、震災訓練の内容については、引き続く検討する。ことなどを確認しました。
会議終了後、HUG訓練を(図上訓練)を実施しました。
HUG訓練とは、日本は、世界有数の地震国であり、いつどこで大地震が発生しても不思議ではありません。大地震が発生した場合、家屋の倒壊や津波、火災、山・がけ崩れなどにより、被災した多くの人々が避難所での生活を強いられることになります。
もし、あなたが避難所の運営をしなければならない立場になったとき、最初の段階で殺到する人々や出来事にどう対応すれば良いのでしょうか。
避難所HUGは、避難所運営を皆で考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が開発したものです。避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
プレイヤーは、このゲームを通して災害時要援護者への配慮をしながら部屋割りを考え、また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保、視察や取材対応といった出来事に対して、思いのままに意見を出しあったり、話し合ったりしながらゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができます。
HUGは、H(hinanzyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)の頭文字を取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味です。
避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名付けました。
(静岡県地震防災センターのホームページより)
天小震災救援所では天沼小学校の図面を元に6チームに分かれHUG訓練をしました。この訓練は地域の特性(道路事情、建物の種類や大きさ、震災救援所の体育館や教室の数)でゲームの進行や考え方が大きく変わります。ゲームのカードは静岡県で作成されたものを使用しましたが、今後HUG訓練を継続したり多くの方に参加していただくためには杉並バージョンも必要ではないのかと言う声も聞かれました。6チームに分かれた皆さん活発な意見の交換をしながら熱心に取り組んでいました。