本天沼西町会

 

特色・活動の概要

当町会は戦前に発足し、戦時中は他の町会と同じ様に、各種統制品の配給等の仕事していたと聞いております。

戦後、町会は解体され、昭和38年に至り、以前からの町会区域を踏襲して、現在の町会として再発足しました。名称は当時「天沼三丁目西町会」と称してましたが、昭和40年4月、住居表示制度の施行に伴い「本天沼西町会」と改称し、現在に至っています。

町会の区域は、本天沼2・3丁目の一部と下井草1丁目の一部区域を含み、東西約1.3キロメートル、南北約600メートルに及んでいます。

場所的には、東側早稲田通りを越えて「東原中学校」があり、西に向かって順次「蓮華寺」「天沼稲荷神社」「本天沼区民集会所」と続き、西側清水町に接する辺りに「天沼中学校」があり、その殆どが住宅地となっています。

町会区域内の世帯数は、約4,200、その内約2,800世帯が会員となっていますが、都市化が進む中でアパート・マンション等が逐次増加する一方、未加入世帯も増えており、いかにして町会加入を促進するかが課題となっております。そのため、昨年より“きずなプラン”の一環として集会所で「福祉よろず相談」を行うなど、地域住民の理解を得るよう努めています。

町会の役割は、いうまでもなく住民の自主的組織として、地域行政にその意向を反映させ、住民の生活と福祉を守り、平和で住みやすい町を創り上げて維持していくことです。そのためには、町会員相互のコミュニケーションを密にして、全員参加で、防災活動や高齢者福祉、環境問題など、今後避けて通れない問題に取り組むことが大切だと考えております。

 

「日常生活の安心・安全をめざして」

地方自治法の改正により、平成12年4月に、区の法律上の権限と義務が拡大されてから、町会の果す役割は区域居住者全般に及ぶこととなり、その責務と負担は一層重くなってきました。特に、高齢者の増加と災害発生時の対策は、生活環境の維持保全と共に居住者の「安心・安全」確保のための至上命題となっています。

当町会では、十数年前から、毎月防災・消火訓練を実施していますが、防犯面でもいち早くパトロール隊を結成し頻繁に巡回しています。

特に救急医療については、平成12年から天沼地区町連として区に提案し、平成17年1月に「杉並区急病医療情報センター」として運用が開始されました。

これからの活動に対して、天沼地区町連は平成17年度末、総務省と東京消防庁から、それぞれ大賞と功労賞を授与されました。

当町会としては、今後も天沼地区町連の構成員として他の7町会と協力し、町会員及び区域居住者の意向を区の施策に反映させるべく、建設的な提言を行うと共に、特に、今後急増する高齢者、要介護者に対する日常のケア活動に重点を置き、区域内のすべての人々にとって、この地域が安全で、安心して生活できる場所となるよう最善の努力を尽くしたいと思っております。

区立本天沼区民集会所本天沼稲荷神社天沼中学校