荻窪の著名人

荻窪(杉並)には戦前、戦後を通して多くの文化人が住んでいました。阿佐ヶ谷の文士村に影響された作家をはじめ絵画、能楽師や作曲家、作詞家などその存在は多岐にわたります。こうした、知識人の作った環境が天沼に住む人々の誇りでもあり郷土愛に通じるものです。

サトウ サンペイ

◆1929年 大阪府に生まれる。京都工業専門学校染色科(現・京都工芸繊維大学)を卒業後、大丸デパートの宣伝部に就職。1957年同社を退職し、サラリーマン生活から漫画家に転身。◆1961年に東京へ転居、65年より、朝日新聞に4コマ漫画『フジ三太郎』を連載。サラリーマンを中心とした読者の共感を得て、以後27年半にわたる長期連載となる。◆1966年文春漫画賞、1991年都民文化栄誉賞、1997年紫綬褒章。◆2000年に発行した『パソコンの「パ」の字から』(朝日新聞社)は、累計50万部の大ベストセラーになる。◆著書に『フジ三太郎名場面』全9冊、『夕日くん』全6冊、『フジ三太郎旅日記』、『見たり、描いたり』(朝日新聞社)、『ドタンバのマナー』(新潮文庫)、『人生いつも初体験』(文芸春秋)などがある。◆杉並区松庵に在住。