天沼三丁目あかるい町会

町会の歴史・特徴

教会通り

青梅街道から見たことぶき通り商店街入り口

「天沼三丁目あかるい町会」は、青梅街道の北側に沿って東は八幡通り、西は旧若杉通りに挟まれ、教会通り商店街が中央を通り抜けています。

JR荻窪駅に最も近く、商業地域にも近接し、至って交通の便が良いにもかかわらず、比較的静かな住環境であることが会員の自慢でもあります。

町の歴史を語りついでくれる古老も少なくなり、戦前の様子まではなかなか遡ることができませんが、空襲の被害もなく、大きな火事もなく戦前戦後を過ごして今日に至っています。

町会としての歴史は昭和35年の発足以来ですが、平成22年には50周年の記念事業として盛大で楽しい集まりを杉並公会堂で行うことができました。

昔の子供たちにとっては、町の北側にある弁天池公園や天沼八幡が格好の遊び場であり、また正月になれば青梅街道が中央線を跨ぐ天沼陸橋で凧揚げを競い、どこの路地でもコマ回しの賑やかな声が聞こえたものです。

弁天池は桃園川の水源の一部となった湧水で、天沼の地名の起こりとも言われ、真ん中に弁天様を祀った島(?)がある位大きな池でした。また、松の木に囲まれたしゃれた木造の天沼教会や、隣接した東京衛生病院を取り囲むからたちの長い生け垣などが懐かしく思い出されます。

町の子供たちのほとんどは旧若杉小学校に通い、その頃からの地域と学校の結びつきは良き伝統として今に残り、天沼小学校へとつながっています。

住む人も家並も少しづつ変わり、住所表示も変わりましたが、名前の通り明るい元気な街として、路地には子供たちの元気な声が聞こえ、家々にあかるい灯がつく町でありたいと思います。