南海トラフ巨大地震や首都直下地震が発生し、ご自分の家屋の倒壊や火災による焼失の危険がある時、皆さんはどこに避難しますか?
天沼・本天沼地区周辺には、広いスペースが確保されている地域(桃井原っぱ公園一帯)が広域避難場所に指定されています。天沼小学校から直線距離で約1.5kmのところにあり少し遠いのが気になりますが、いざという時には、自分自身、ご家族、ご近所の安全をまず確保し、家屋倒壊により生じた道路状況、火が迫ってくる方向、風の向きなどを考えて、ひとまず広域避難場所に避難するのも良いかもしれません。また、日大二高の正門の内側も一時の避難に利用できます。
杉並区内で震度5強以上の地震が発生した場合、すべての区立小学校・中学校に自宅での生活ができない状況になった避難者をしばらくの期間、受け入れる震災救援所が立ち上がります。最新の耐震性・耐火性を備えた天沼小学校震災救援所では、区職員、学校教職員、警察署員、消防署員、天沼小PTA会員、民生・児童委員、各町会員等から約100名の震災救援所運営連絡会委員として任命されており、それぞれが総務・情報部、施設管理部、物資等配給部、救護・支援部の4つの部門を分担し、大震災の際の地域住民の安全・安心を確保するため日々努力を重ねています。
発災時、委員の中には被害状況により天沼小学校に駆けつけられない方も出てくるので、一般避難者の方々にも震災救援所運営の手伝いをお願いすることになります。地域が支える震災救援所でありたいと思っています。毎年秋に救援所の立上げ訓練を中心に総合震災訓練を天沼小で行っています。ご家族お揃いで積極的に参加くださいますようお願いいたします。
茂木 遵子
(天沼小震災救援所運営連絡会会長)