行政と町会を結ぶ

町会は幾つかの課題を抱えています。こどもの育成や環境問題、交通問題や防犯、防災などが考えられます。これらの課題は一町会では解決できません。町会やNPOの団体、個人の活動の協力と行政とのパートナーシップに支えられ初めて進展します。もともと、ある町会のエリアは小学校区を基準に設定されていました。これは学校区が一つの生活圏であるとの考え方からでたものです。例えば小学校を中心に半径500Mを生活圏と設定した時に小学生は1人で学校に通える、お年寄りは1人で買い物に行ける、幼児を抱えた母親はすぐに病院に行くことが出来る。生活圏があって地域の共同体であるコミュニティが機能します。天沼尚和会では暮らしの保全や充実のためにはまだ多くの課題を抱えています。その解決のためには住民の皆さまの合意形成が必要です。町会には合意によって地域の公共関係を進展させる役割があります。
住民の合意が行政への意見や提案として機能します。行政への補完機能や参加型の町会ではなく対行政へ真のパートナーシップを目指したいと考えています。

区への要望

●天沼地区には杉並区設置のAEDがありません。現在AED設置を区に呼びかけています。(小・中学校には設置されています)
●天沼尚和会では震災や火事のときに使用するD級ポンプを2台保管しています。しかし、女性やお年寄りには操作が難しく実際には稼働出来ないと思われます。今後、消火栓設置を呼びかけて行きたいと考えています。
※区への要望があれば皆さまと意見交換をしたいと思います。ご意見、ご要望をお寄せください。

平成21年5月18日に天沼尚和会の総会で出た質疑応答に関して杉並区役所に
メールで質問をしました。6月8日に返事がありました。
回覧しますのでご一読ください。

email杉並区公園課及び関係機関各位

天沼尚和会では4月19日に総会を開きました。総会での事業報告に質疑がありました。町会として答えられる質疑ではないので区としての対応が可能であればご返答ください。
・天沼弁天池公園の利用法について
公園特に郷土資料館別館について有効利用されていない。
子育て環境には最適な公園なので未就学児を対象にした施設にした方がよい。
例えばこどもミュージアムにして雨や冬季にもこどもが遊び学べる施設を併設することなど。
・郷土資料館別館に来館する人が少ない。もっと地元の意見を聞くべきだ。
・公園に遊技が少ない。孫を連れて行っても遊べない事がある。
・芝生の養生が悪い。絶えず芝生の半分が使用禁止になっている。
・区や町会の掲示板のポスターを貼るが掲示期間内に剥がされることがある。
その他質問が有りましたが上記に関して町会では返答できません。
関係各位にてご検討ください。
公園に関しての質問が多く有りました。
これも弁天池公園が尚和会のシンボルになっているからだと思います。
天沼尚和会では4月から弁天池公園で朝のラジオ体操をしています。
ラジオ体操をする前に公園のゴミ拾いをします。最近特に、以前もありましたが、タバコのポイ捨てがひどくなっています。歩行禁煙も良いのですが、吸える場所が無くなれば公園などに集中しやすくなります。
タバコ以外のゴミも含め対策は考えられていますか。
このゴミの件は総会の質問ではありませんが、ご返答いただければ幸いです。

天沼尚和会 鹿野修二

日時: 平成21年6月8日

email杉並区からのメール

天沼尚和会
鹿野 修二 様

杉並区区長室区政相談課長
正田 智枝子

日頃から区政へのご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
平成21年5月18日付でいただきましたご要望につきましては、区長が拝読させていただきました。その上で、「公園利用について」に関するお問い合わせにつきまして、各担当課から以下のとおり回答させていただきます。
これからも区政に対して、ご意見・ご要望をお寄せいただきますよう、よろしくお願いいたします。

1.天沼弁天池公園の利用法ついて
  教育委員会郷土博物館長  阿出川 潔 

郷土博物館分館の有効利用についてですが、「わが町意識」の喚起と区民の参画と協働の推進を図るため、分館西棟2階では、天沼・荻窪を中心に杉並の地域文化を紹介する展示を、同1階では、区民の皆さんが中心となり企画した展示を行っています。夏休み期間中には、子どもたちが楽しめる企画として、杉並に生息する昆虫を題材とした「ミーン・ミン展」などを開催しております。
また、東棟1階スペースについては、公園利用者の休憩所として、さらには講座やミニコンサート等のスペースとして提供しています。
博物館におきましても、来館者の増加については課題として捉えており、利用者を対象に来館者満足度アンケートを実施して、区民ニーズの把握に努め、運営方法や展示内容に反映させております。
今後は、さらに一層、地元地域や地元商店街等との協力を視野に入れ、地域に密着した活動を行うことにより分館の活性化に努めて参りたいと存じます。

担当 郷土博物館 大頭
電話 03-3317-0841

2.天沼弁天池公園について
  都市整備部みどり公園課長 吉野 稔 

天沼弁天池公園につきましては、鹿野様もご承知のとおり、平成17年8月から何回か地域の方々と話合いの場を持ちながら完成し、平成19年4月に開園いたしました。
公園づくりに際し、防災機能を備えた敷地の特徴を生かした落ち着きのある憩いの場、さまざまな世代が交流できる場づくり、明るく見通しのよい空間で安心して利用できる
等々、いくつかの基本方針を地域の皆様と協議し、この基本方針やさまざまなご意見を取り入れ、今の公園となりました。
ご意見をいただき早速公園を見に行きましたが、幼児が芝生の上でのびのびと遊んでおり、池の周りでは年配のご夫婦がアジサイを楽しんでおられるなど、いろいろな方に利用されているようでした。
なお、タバコのポイ捨てについては、現在21年10月から実施される路上喫煙への過料徴収に向けて、マナーの向上の啓発活動を実施しております。
よりよい公園を育てるためには、地域の力が必要となります。
鹿野様を初め、天沼尚和会の皆様方のご協力により、より良い天沼弁天池公園になればと思います。今後もご理解・ご協力をお願い申し上げます。

担当 みどり公園課管理係 松井
電話 03-3312-2111(内線3572)

3.掲示板のポスターについて
  区民生活部地域課長 北風 進

鹿野様からのお問い合わせの内、天沼弁天池公園において「区や町会の掲示板のポスターを貼るが掲示期間内に剥がされることがある」件につきまして、区の町会・自治会支援事業を所管します地域課から回答させていただきます。
区が所有する屋外掲示板につきましては、ポスターに掲出期限を明記し、原則として期限前には剥がさないというルールに基づき運用しておりますが、町会所有の掲示板については、所有者である各町会の定めるルールに基づいて運用されているものと存じます。
区関係者がこれまで聞き及んでいるところでは、ポスターが風雨に曝され、水分を多量に含んで自重で剥がれ落ちることや、見苦しい状態となって掲出期限内に剥がすことがあることは承知しております。
区といたしましては、剥がされた原因を把握しておりませんが、上記をご参考にしていただけますようお願いいたします。

担当 地域課地域係 佐藤
電話 03-3312-2111(内線3763)


 

AED(自動体外式除細動器)(電気ショック器)の設置について

尚和会のHPの制作中(平成20年8月~11月)に気づいた事がありました。
天沼地区の地図にはAEDが設置されていませんでした。(小中学校や病院を除いて)
右記文章は杉並区の杉並保健所地域保健課とのAEDの設置についてのメールの交換文章です。地域保健課との意見交換時には天沼地域でのAEDの設置ヶ所は有りませんでしたが、
今年度(平成21年度)は本天沼集会所に5月ないし6月には設置される予定があるそうです。 天沼尚和会では今後もこの様に、区政に対して分からないことや疑問に感じた事を区政相談課に意見を聞きたいと考えています。個人でも区のホームページにアクセスすれば今回の事例の様に返信されます。町会のことや区への要望などぜひ、ご活用ください。ご意見を頂ければ、事柄により天沼尚和会より送信することも可能です。

日時: 2008年9月19日

email杉並区地域保健課長、地域課長、その他AED関係主管課長殿

区施設等へのAED設置とデータの提供についてお願い

天沼尚和会の鹿野といいます。
現在、私ども「天沼尚和会」では区の助成金を得てホームページ作成をしています。
ホームページには、AED 設置場所のページを設けることとなりましたが、肝心な天沼地区にはAEDが設置されていません。どのような理由から設置をしなかったのでしょうか?
ホームページ作成に現役世代の方も参加しているため、素朴な疑問が投げかけられました。
防災訓練等でAEDの取り扱いの説明は必ずプログラムされていますが、訓練のための訓練では意味がありません。もちろん緊急の場合など何時、何処で使用することになるのか判らないので、訓練をしておく必要性は有ります。本来なら、何処の場所・家庭からでも往復5~6分を目処に設置されるのが理想だと思います。諸事情で設置箇所を多数設けるのには無理が有るとは思いますが、少なくとも不特定多数の区民が利用し出入りする区の関連施設(集会所・会館等)にはAEDが有って然るべきではないでしょうか。

今回のホームページ作成にあたっては、AED の設置場所に関する杉並区のデータを元に作成していますが、消防署、警察署など他の機関のデータも一緒に掲載したいと考えています。杉並区に区以外のデータを保有しているものがあれば是非お教えください。
天沼地区ではかなり大きなエリアでAEDの設置が確認されません。ぜひ、地域保健課等でご検討願えればとメールしました。よろしくご配慮ください。 

天沼尚和会 鹿野修二

 

日時: 2008年9月29日

emailAED設置の要望(杉並区からのメール)

天沼尚和会 鹿野 修二 様

杉並保健所地域保健課

日頃から区政にご理解・ご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。
この度、鹿野様から頂きましたAED(自動体外式除細動器)に関するご要望に対しまして、担当課である私どもで検討させていただくとともに、区長も拝読いたしました。

区のAEDは、不特定多数の区民の方が毎日多く集まる公共施設、あるいは大規模な区の施設、または、利用者に突然の心停止等の発生リスクが高い区の施設(障害者施設・スポーツ施設)をご利用いただく方々に万が一のことがあった場合に備えて配置をしてきたもので、区内の地域・地区を念頭に配置をしたということではございません。
具体的には、小・中学校全校、障害者施設、スポーツ施設、区民センター、地下鉄・私鉄全駅及び図書館全館など、昨年度末までに合計159台を配備し、区のAED配備はひとまず終了しております。

しかしながら、鹿野様ご指摘のとおり、傷病者はいつ・どこで発生するかわかりません。また、多くのご家庭にはAEDもありません。こうした場合に備え、AED配備もさることながら区では、家庭や地域でいざという時に、119番通報から救急隊到着までの約6分の間に迅速・正確に救命処置が行えるよう、「救急協力員」(区民レスキュー)の養成に力を注いできており、区民レスキュー登録者は現在1240名に上っております。
さらに、区民レスキューの集合体である「まちかど救急隊」14隊中、一定の要件を備えた4隊にはAEDの長期貸出しも行っております。

今後とも、こうした活動を中心に、一人でも多くの区民に、いざという時の救命技能を身につけていただき、地域における初期救急対応力の向上を図ってまいりますので、引き続き、救命救急事業に関するご意見を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

最後になりますが、地域保健課救急医療係では区民の方々に、AED操作講習を含めた救命講習を年間を通して行っておりますので、ご希望の際はご連絡いただければ幸いです。また、区のAED配置一覧(区以外では、区内JR4駅にJRが配置しています。)の資料を添付いたしましたのでご利用ください。


 

2008年9月30日

email杉並区長殿

この度、私のAED設置に関する要望に早速の回答をいただきありがとうございました。
お送りいただいた回答を読むなかで疑問を感じた点について再度確認させていただきたいと思います。
ご回答の中に「区のAEDは、不特定多数の区民の方が毎日多く集まる公共施設、あるいは大規模な区の施設、または、利用者に突然の心停止等の発生リスクが高い区の施設をご利用いただく方々に万が一のことがあった場合に備えて配置をしてきた」とありました。
私どもの住んでいる「天沼地区」には、全くAEDが設置されていないのが現状です。当然、この地区に不特定多数の区民(高齢者が多数)が集まる「本天沼区民集会所」が存在しています。また、集会所には職員の方が常駐しています。職員の方は年に1回「普通救命の研修」も行っているとのことです。せっかく研修を受講した方が常駐している施設にAEDが設置されていないのは何故でしょう。
 また、「区内の地域・地区を念頭に配置していない」とのことですが、区内全体均等にAED設置されるようにと考えるのが全区民に対するサービスではないでしょうか。施設等がもしなければ、その施設に代わるものがないか検討していただきたいと思いました。
最近JR電車の中では「日本心臓財団」の広告≪AEDのABC≫などではAED普及啓発活動を行っていることが強調されておりました。簡単な操作で人の命が救える点では貴重なものでしょう。
 「救急協力員」(区民レスキュー)の養成に力を入れると同時に、AED設置の空白地帯を再確認し空白地帯をなくすために計画を立てAED設置を進めて頂きたいと思います。
 
震災救援所の防災訓練などでは、AED操作の指導がプログラムの1つとして定着していることももう一度考えて頂ければと思います。

天沼尚和会 鹿野修二

日時: 2008年10月8日

email AED設置の要望について再送(杉並区からのメール)

鹿野 修二 様

杉並保健所地域保健課

日頃から区政にご理解・ご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。
鹿野様から頂きましたAED(自動体外式除細動器)に関する再度のご要望に対しまして、担当課である私どもで検討させていただくとともに、区長も拝読いたしました。

先ず、区内全体均等にAEDを配置することが全区民に対する区民サービスとの鹿野様のご意見に対してですが、区内全域にAEDを配置することは理想ではありますが、設置場所の問題や財政面での問題等を考えると現実には困難です。よって区では、駅等の公共施設や大規模な区の施設の「施設利用者用」として、これまで配置してきたものです。

次に、「天沼区民集会所にAEDの配置を」とのご要望についてです。
これまで、不特定多数の区民の方が毎日多く集まる「大規模な区の施設」(学校、図書館、区民センター等)に配置を行い、初期の大規模配置はひとまず終了しております。
しかしながら、引き続き地域における初期救急対応力の向上を目指して、来年度以降、現在未配置の区の施設について、施設を所管する担当課と調整を図りながら、さらに増配置を計画しているところですので、ご理解いただければと存じます。

最後になりますが、今後とも、救命救急事業に対するご意見を賜りますよう、よろしくお願いいたします。


 

日時: 2008年10月18日

email杉並区長殿

AED設置について再度の提案

昨年来、AED搭載の清涼飲料自動販売機が出始めているようです。
このAED搭載自動販売機は、大手飲料メーカーは殆どが手がけています。
AED搭載の自販機の導入はサービス会社によって無料貸し出しや、寄贈など設置には幾つかのシステムが有ることを確認しました。売り上げの目標設定をしているサービス会社も有ります。
このAED搭載自動販売機の導入を、横浜市や京都大学など公共施設をはじめ法人企業や病院で行っています。特に横浜市の鶴見区役所ではAEDの設置を条件に自動販売機設置の募集をして最も良い提案の会社と契約をしたそうです。
積極的にAED搭載の自販機導入を進めている行政機関があることをよい参考として杉並区でも取り組んでいただきたいと感じました。
AED搭載自動販売機を高齢者を含め多くの区民が集まる集会所に導入することでサービスの向上にもなります。また、財政面でもAEDだけの設置より負担は明らかに減少が見込まれます。
更なるAED設置の手段としてご検討ください。

杉並区役所本庁舎内の自販機も災害時対応ができるとお聴きしていますが時代とともに多様な機能を備えた自販機があることを参考に取り入れてください。
最新のものでは、110番通報装置や無線LANが設定されている自販機もあるようです。清涼飲料自動販売機は公共施設のサービスに欠かせないものになってきています。

前回はご回答頂けませんでしたが、AED利用が24時間可能なシステム作りについてはどのようにお考えでしょうか。
案としては、①24時間営業のコンビニとの提携 ②24時間利用可能な場所にAED設置する区民・店舗・町会等に対する助成制度の実施 を進めることにより行政のみが負担することなく区民とともに経費を負担することも必要ではないかと思います。
視点を変えることで多様な選択肢があると思いますのでご検討ください。

天沼尚和会 鹿野修二

日時: 2008年10月23日

emailAED設置の再提案(杉並区からのメール)

天沼尚和会 鹿野 修二 様

杉並保健所地域保健課

日頃から区政にご理解・ご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。
鹿野様から頂きましたAED(自動体外式除細動器)に関する再々度のご要望に対しまして、担当課である私どもで検討させていただくとともに、区長も拝読いたしました。

先ず、AED搭載自動販売機に関してですが、区では全国に先駆けて、平成17年6月から、飲料メーカーとの協定により自販機の売り上げの一部を救命救急資器材として区に寄贈してもらうことを条件に、AED搭載自販機を区役所に2台(西棟1階・東棟3階)に設置しています。これにより現在までに、AED本体7台・AED収納ボックス7台が区に寄贈されています。
現在では、自動販売機以外にも、企業側が設置・維持経費を負担し、液晶モニター付きAEDスタンドで企業広告を放映するものなど、AEDの設置方法も多様化していますので、新たに設置する際には今後とも工夫をしていきたいと考えております。

次に、AED利用が24時間可能なシステムづくりに関してですが、前々回の回答とも一部重複いたしますが、一定の要件を備えた「まちかど救急隊」4隊には区からAEDの自主管理をお任せしています。その中でも、松ノ木町会まちかど救急隊・西荻南まちかど救急隊の2隊(いづれも隊長がコンビニエンスストア経営)については24時間対応可能になっています。また、駅の改札外に設置してある西武新宿線井荻駅も24時間可能になっています。
区といたしましては、今後ともこうした「まちかど救急隊」の養成を通じて、24時間対応可能なAEDの配置を継続して進めてまいりたいと考えております。

最後になりますが、今後とも、救命救急事業に対するご意見・ご提言を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 

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